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印刷は文化のバロメーター
かつて、弊社の広告にいつも載せていたキャッチフレーズです。
印刷業界及びその関連業界に携わる人たちにとって、この言葉はどれだけの励みになったことでしょう。
印刷物の出荷額のみならず、印刷インク、印刷用紙などの出荷額も
その地域の、国の文化度を計るバロメーターであったわけですが、
ここ20年来、趣が変わってきました。
いうまでもなくITの発達によって、
紙にインクを塗りつける従来の印刷物の需要が変化してきました。
替わって登場したデジタルの世界は、今後どのように発展していくのか、
予測をはるかに超えています。
しかし、いかにデジタル化が進もうとも、
私たちは紙の上での情報をゼロにはできません。
かつて「新聞がなくなる日」というショッキングな本が現れましたが、どうでしょう。
相変わらず毎朝新聞を手にとっています。
50年後、100年後はわかりませんが、
グーテンベルク以来脈々と受け継がれてきた印刷の世界は決してなくなることはないでしょう。
東洋印刷は昭和18年、初代社長林敏生が並松町(現栄町)に開いた小さな活版工場がその原点です。
その後、昭和28年に現在地に移転しました。
以来活版印刷を続けていましたが、
昭和40年代から全国的に「ホットからコールドへ」の掛け声のもと、
活字を廃止して、オフセット印刷へ転換してまいりました。
しかし活版印刷で培った組み版の技術を写真植字やタイプ、
複写帳票や名刺、葉書、カードといった活版印刷が得意としていた分野、
また、同人誌、自分史、記念誌などの文字組み版、
そして4色フルカラーのパンフレット、リーフレットなど、
あらゆる印刷需要に応えるべく研鑚を積んでおります。
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